白亜の王城 ~阪急阪神リート投資法人(8977)

渋谷で2020年3月19日の死線をくぐり抜けた、いや、単に呆然とやり過ごした私。喉元過ぎればなんとやらで、東の東急を買ったのだから、西も買わなくては、ということで購入したのがこのリート。

総合型リートとはいうものの、さすがは商人のまち大阪。商業施設に軸足を置いており、旗艦物件は阪急西宮ガーデンズ。

両翼101m、中堅118.9m、収容人数は約4万人。外野と内野はそれぞれ1978年と1990年に天然芝から人工芝にリノベーションされている。両翼にはラッキーゾーンを増床するなど、数多くのバリューアップ施策を断行。歌劇一本に固執するようなこともなく、野球、競輪、アメフト、GlayからSMAPまで、テナントも幅広く分散。

まさに理想的な多角経営…、ではなく、場当たり的な苦し紛れ経営で、残念ながら最後まで安定したキャッシュフローを得ることはできず…。

ただ、ただですよ、70年代の黄金期には、世界の盗塁王や284勝のサブマリンを輩出します。さらに、経営をリース会社に譲渡した後は4367本の孤高の天才ヒットメーカーを生み出すことになるのです。その話はぜひ次回。(注:リートは盗塁王を輩出しません。経営も譲渡していません。次回こそリートっぽい話をしたいです。)

2020/05に 11.5万×2口 購入
2020/07に 12.3万×1口 購入
2020/09に 11.6万×2口 購入
→現在 購入単価11.7万×5口 保有

それにしても、日本初の二層式のスタンドや、バックネット側入場口にそびえ立つ白亜の王城のような外観、悪くない建物だったんだけどなあ。

■阪急阪神リート投資法人(8977)
投資口価格:124,800円(2020/12/16)、予想分配金:2,920円/半年(2020/11)、予想利回り:4.71%、1口NAV:165,094円、NAV倍率:0.76、時価総額:860億円
保有物件数:31物件、取得額:1,695億円、用途:商業施設63.6%、地域:関西圏73.6%

 

にほんブログ村 株ブログ REIT・不動産投信へ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です