本当のことを言うと、第一印象はあまりよくなかったんです。
正直、私にはあまり縁の無さそうな意識高い系の物件ばかりで…、あっ、すみません、言葉を間違えました。えっと、オシャレなモード系の物件ばかりで、買いたいという気が起こらなかったのです。これまで、このブログでさんざん書いてきたように、どのリートも初めは全部ノリノリで買ってたんですけど、今回だけは謎の囁きにそそのかされたとしか思えないのです。
―――このままでいいのか、お前。悔しいじゃないか。行けよ、行くんだよ、もう1軒。
気付いたら唯々諾々と2口購入していました。4月上旬。後から振り返ると、決算日の直前。もうね、決算日とか全然気にしていなかったですからね。何をやっているんでしょうか、という感じです。恐ろしいですよね。
決算発表直後は、あのリートマスターの中山さんがYoutubeで2回にわたって決算発表を全否定。もう完全否定。not alwaysじゃなくてnever。漢文でいうと不復ではなく復不。あぁ、本当に何も知らずに買ってしまったんだなあ、と、花冷えの続く日々に己の未熟さが身に染みたものでした。
投資口価格は一度上がって、また下がります。
―――もっと、もっと買うんだよ。ららぽーととイオンのmoriと同じぐらい買わなきゃ意味ないよ。できませんでしたじゃ、済まされないぞ。
それからもずっと耳元の囁きはやむことはありませんでした。
―――やらなきゃ意味ないよ。
自分の意志とは関係なく、シャネル、デルヴォー、コムデギャルソン、メゾンマルジェラ…、紙袋は10個にまで積み上がります。
2020/04に 10.1万×2口 購入
2020/06に 13.6万×3口 購入
2020/08に 14.2万×5口 購入
→現在 購入単価13.2万×10口 保有
そして、その後、MCUBS MidCity投資法人との合併計画が発表され、なんと投資口価格は予想以上に上がる
………なんてことが起きるはずがない……とは限らない。
そうです、最近こういう展開は、そんな感じになるのが流行なので、今の投資口価格は誰かの妄想なんじゃないかと心配になってしまいますよね。私もです。人間というものは現金なもので、今では一番のお気に入りリートになりましたが、今後、どのようなオチが待っているのか、私には分かりません…。とりあえず、今週の最終回を楽しみにしたいと思います。
次回は、とうとうあの日を振り返りたいと思います。
■日本リテールファンド投資法人(8953)
投資口価格:176,000円(2020/12/09)、予想分配金:4,500円/半年(2021/1)、予想利回り:5.11%、1口NAV:221,336円、NAV倍率:0.80、時価総額:4,580億円
保有物件数:102物件、取得額:8,889億円、用途:商業施設96.8%、地域:主要5区19.3%
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