ラグジュアリー(笑) ~森トラスト・ホテルリート投資法人(3478)

多くの産業が成熟している我が日本。あの頃、私は、何の根拠もなしに、観光業こそが我が国を覆う閉塞感を打破するのだと固く信じこんでいたんです。

星野リゾートを買い、次に標的にしたのが高級ホテルです。 ん? ちょ、ちょっと待てと。標的にしたとか、表現おかしい。ハゲタカか。いやいやいや、私はカモシカと申します。どうかお見知りおきを。って、すみません、言い直します。次になんとなく魅了されていたのが高級ホテルです。リート用語で言えば、ラグジュアリー。(注:ラグジュアリーは一般用語です。)

シャングリ・ラ・ホテル東京、そして、コートヤード・バイ・マリオット東京ステーション。響きだけで強くなれる気がしたよ、ってな感じのホテルですよ。少額でもこんなホテルのオーナーになれたら気分がアガるだろうなぁ、なんていうまたまた脳天気すぎるミーハー気質でいそいそと購入。ブランド品を買う、ってこんな感じなのかと、女心も少し理解。

リートは、一般の会社と違って借入金の比率が高く、自然にレバレッジが掛かっている、なんてことも、当時は知らかったんです。初心者だから、信用取引とかレバレッジとか、一歩間違えれば地下に連れて行かれそうなものには絶対に手を出さない、って決めていたのに。よりにもよって、私が手を出したのが有利子負債比率約50%の森トラストホテル。そりゃあ、ざわ…ざわ…ですよ、新型コロナショックで暴落するはずです。13.5万で購入した本リートは、3月にあっという間に半値以下の6.4万。閉店間際のスーパーのお総菜か。きっと私の買ったシャングリラのどこかに賞味期限が翌朝のものが入っていたんでしょう。

1ヶ月前にはブランド品を買っていたつもりが、それが、プラスチックパックに入った売れ残りのカラアゲだった、なんてことになれば、勢いで保有数と同口数買っちゃいますよね、奥さん。半額のお総菜を買うのも、結構気分アガるんだよな~って。全然笑えないけど…。

2020/02に 13.5万×6口 購入
2020/03に 7.7万×6口 購入
2020/06に 9.8万×4口 売却
→現在 購入単価11.1万×8口 保有

全く笑えないホテル系リートシリーズ、次回は、たぶん、未だに我がポートフォリオの中で圧倒的存在感を放っているジャパンホテルリート(笑)。吾輩は、ちゃんと振り返ることができるのか、自信はまだない…。

■森トラスト・ホテルリート投資法人(3478)
投資口価格:113,900円(2020/11/26)、予想分配金:1,761円/半年(2020/8)、予想利回り:3.09%、1口NAV:136,446円、NAV倍率:0.83、時価総額:570億円
保有物件数:5物件、取得額:1,085億円、用途:ホテル100%、地域:都心6区77.8%

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