前回のザイマックスもそうですが、いくつか注目している不動産会社があります。その1つがヒューリックという会社です。ザイマックスはリクルートのビル事業部が母体でしたが、このヒューリックは旧富士銀行の不動産部門が母体であり、結構規模も大きいです。最近は将棋のスポンサーとしての方が有名かも知れません。
そのヒューリックを親とするこの総合型リートは、東京圏のオフィスと商業施設を主体とするものの、独自の戦略を打ち出していて、それが、ポートフォリオの最大20%まで次世代アセットを取得する、というものです。次世代アセットとは、有料老人ホーム、ネットワークセンター、ホテルだそうです。
有料老人ホーム、分かります。 これから高齢化社会が進みます。
ネットワークセンター、分かります。 5GやIoTの世の中が来ています。
で、ホテル。 ん?ホテル?
そうですよね、ちょっと前まで、観光立国とか、インバウンドとか、お・も・て・な・し、とか、それはもうキラキラしてましたもんね、ホテルに関係する全てのキーワードが。前にも書きましたが、滝川クリステルこそ正義だと信じて、星野リゾート、森トラストホテル、そしてジャパンホテルリートに突っ込んできた自分自身に重なってしまい…。勝手に同類をなんとかって感じで、親近感がわいてしまっての1口購入になりました。
2020/10に 14.1万×1口 購入
→現在 購入単価14.1万×1口 保有
だけど、すみません、全然違ってたんです。しっかり固定賃料を取っているんですよ、相鉄フレッサインから。そしてこれからもホテルの賃料収入の減少を見込んでいないんです。私なんかと全然違って、実にしっかりしてる賢い子、いや、本当は怖い子なんじゃないでしょうか。投資している方にとってみればありがたいですけど。
改めて10月の決算資料を読み返してみたら、親近感なんて吹っ飛んでいって、急に怖くなって、畏れ多くなって、1枚そのまま神棚に置いて触れない感じです。
最後に、どうしても相鉄フレッサインについて書かせてください。相鉄フレッサインはクオリティの高いホテルです。新しくてキレイだし、コスパもいい。出張精算の上限を超えないのもありがたいし、結構お気に入りのホテルです。何度も出張で泊まりました。
もう、なんか、書いている途中から、相鉄フレッサインの方に自分自身を重ね合わせている自分がいて、今晩は鬼より怖い二丁飛車に追われる夢を見そうです。
■ヒューリックリート投資法人(3295)
投資口価格:157,600円(2021/01/27)、予想分配金:4,052円/半年(2021/2)、予想利回り:4.76%、1口NAV:175,944円、NAV倍率:0.90、時価総額:2,068億円
保有物件数:58物件、取得額:3,504億円、用途:事務所63.3%、地域:都心6区74.4%